フェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】

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トーレスが鳥栖デビュー戦で来た“白生地ユニフォーム”に韓国紙が注目

 J1サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは移籍から計3試合に出場しているが、韓国紙はJリーグデビュー戦となった7月22日のJ1第17節ベガルタ仙台戦(0-1)でトーレスが着用していたユニフォームの秘密に迫っている。

 鳥栖移籍後のトーレスは、ゴールやアシストこそマークしていないが、随所で見せるチャンスメイクや動き出しの回数も増加してきている。一方、韓国紙「日刊スポーツ」(ISPLUS)は、「トーレスがデビュー戦で着た鳥栖ユニフォームの秘密」と見出しを打って特集。仙台戦は鳥栖の本拠地で行われたが、水色とピンクがベースとなっている通常のホームユニフォームを着用しなかった点を掘り下げている。

 鳥栖のホームであるベストアメニティスタジアムで戦った仙台戦。今夏に加入したトーレスは後半5分から途中出場でJリーグデビューを果たした。トーレスをはじめ、鳥栖の選手が着用していたのは、白生地に金色のストライプが入ったユニフォームだった。

 記事では、「鳥栖のサガンブルーとピンクストライプではない。クラブの象徴的な色とは無縁のユニフォームで登場した」と説明しており、その理由が日本プロ野球にあることを説明している。

「日本プロ野球に関心がある人であれば、すぐに気づくものだろう。福岡ソフトバンクホークスとの恒例のコラボ『鷹の祭典』で誕生したユニフォームだ。白と金色は、ソフトバンクのチームカラーとなっている」

鳥栖とソフトバンク、異例コラボと韓国紙指摘「接点はただ一つ…」

 鳥栖が隣県にあたる福岡県を本拠地とする福岡ソフトバンクホークスと毎年コラボしている「鷹の祭典」による企画の一環であったことを説明。また、野球の球団とサッカーのクラブチームによるコラボは異例と指摘している。

「サッカーと野球のコラボレーションは、世界中のどの国を見渡しても前代未聞であるマーケティングだ。さらには、鳥栖とソフトバンクは親会社も同じではなく、鳥栖は市民クラブ、ソフトバンクは企業球団だ。接点はただ一つ、地元が同じという地域性のみだ」

 韓国メディアは、鳥栖にトーレスが加入したという事実だけではなく、鳥栖とソフトバンクが提携する独特の戦略に対しても強い関心を向けているようだ。(Football ZONE web編集部)