安倍晋三首相に朝日新聞コラムが「あいうえお作文」(2017年9月撮影)

写真拡大

朝日新聞の夕刊コラム「素粒子」が、今度は安倍晋三首相について、「あいうえお作文」を使って批判的な指摘を展開した。

10日ほど前には、同じ欄で麻生太郎財務相に対して同様の手法で皮肉を投げかけ、ネット上で「ただの悪口」と反発する反応が出ていた。今回のコラムに対しても、「まただよ」といった声があがっている。

「アベソウリハ コタエテイナイ」

2018年5月29日の「素粒子」では、13行の文の頭文字を並べると、「アベソウリハ コタエテイナイ」となる「あいうえお作文」を披露。

「ア 新しい文書が出てるのに」
「ベ べらべら同じ答弁を続け」
「ソ 尊大な態度でヤジに応酬」
(略)
「テ 手前勝手に並べた揚げ句」
「イ 『印象操作』といい返す」
(略)

といった調子だ。安倍首相が、「『うそ』の疑い」が強まった理屈を「こねくり回して」いると指摘する箇所もある。冒頭の「新しい文書」とは、加計学園問題をめぐり愛媛県が新たに公開した文書などを指すとみられる。

このコラムに対し、ツイッターでは、

「こういうのは本当にやめて欲しい。読者として恥ずかしい」
「朝日が嫌っているであろうネトウヨとマジで大差ないよ」

と批判的な声が寄せられた。

「5ch以下だなw」「うまいw」

他にも、19日の「素粒子」での麻生大臣に対する「あいうえお」作文を念頭に、

「またまた あいうえお作文」
「見識のある多くの国民から嘲笑され呆れられたが、全く堪えてないらしい」
「麻生大臣の件で散々批判されたのに、かけらも懲りてないやんけ」

と呆れたような反応も目立った。中には、前回の麻生大臣関係コラムが「内輪受けが良かった」のか、と推測する人もいた。また、ネット掲示板「5ちゃんねる」では、

「5ch以下だなw」
「便所の落書き」

といった批判的な反応に混じり、

「うまいw」
「朝日おもろい!もっとやれ!」

と、賞賛とも皮肉とも判断しがたい指摘も見受けられた。

19日の「素粒子」では、「アソウタロウ ザイムダイジン」となるように、

「ア あっけらからんとした顔で」
「ソ 反っくり返るように座り」

などと、麻生大臣に対し、「高飛車な態度」などの言葉を使いながら、批判的な論旨を展開した。これに対し、ネットでは「ただの悪口!?」といった声や、「朝日新聞」の「あいうえお作文」を作って、逆に皮肉る人も続出。J-CASTニュースも「朝日『素粒子』、アソウタロウ作文で麻生氏批判(略)」(5月21日配信)の記事で、こうしたネットの声を紹介した。