「にゃんこスター」は一発屋ですらなかった!絶対的に欠けている要素とは?
10月1日に「キングオブコント2017」で準優勝を果たして以来、メディアをにぎわせ続けている男女混成お笑いコンビの「にゃんこスター」。だが最近は一時の熱狂ぶりが収まり、世間の関心は「いつまで人気がもつか」に集まってきているようだ。
「当初はアンゴラ村長とスーパー3助が交際していることで盛り上がっていましたが、最近は『話題になるのもあと2カ月』『もはや一発屋は確定』といった趣旨の記事も増えてきています。なかには事務所の先輩である『クマムシ』になぞらえる声もあるようですが、にゃんこスターには、そのクマムシですら備えていた一発屋の条件が欠けているのです」(お笑い系のライター)
クマムシは14年秋に「あったかいんだからぁ〜」という歌ネタに火が付き、翌15年2月にはCDデビューも果たすなど、一時は日本中に“あったかいんだからブーム”を巻き起こした。しかし次に流行らそうとした「なんだしっ!」というフレーズが完全にスベってしまい、あっという間に人気は急落。トーク下手もあってひな壇芸人にも定着できず、すっかり表舞台から消えてしまった。だが、にゃんこスターは、そんなクマムシの域にも達していないというのである。
「彼らに決定的に欠けているのは『決めゼリフ』です。流行語大賞2017の候補に選ばれたサンシャイン池崎の『空前絶後の』やブルゾンちえみの『35億』など、新進芸人の人気を支えるのは誰でも真似できるシンプルなフレーズ。そこら中の小学生が真似をするようになって初めて、『一発屋』の域に達したと言えるのです。しかしにゃんこスターでイメージするのは『交際』や『スキップ縄跳び』といった要素ばかりで、彼らを象徴する決めフレーズは何も思いつかないのが現実。これでは芸人として一発屋にすら到達していないと指摘されても無理はありません」(前出・お笑いライター)
微妙な可愛さで人気のアンゴラ村長も、ネタのあいだはほとんど言葉を発していない。ここは早稲田卒の頭脳を活かして、人々が真似したくなるフレーズを開発していただきたいところだ。
(白根麻子)