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ファッションやグルメの話題のショップが軒を連ね、流行に敏感な若者を中心に多くの人であふれる渋谷駅。2017年春には宮下公園向かいにオフィスやカフェ、住居などからなる複合施設「渋谷キャスト」が誕生したほか、2019年度の開業へ向けて渋谷駅に地上47階建ての駅ビル建築も進んでおり、今後にも期待が高まる。そんな人気の街・渋谷まで乗り換えせずに10分以内で行ける、家賃相場が安い駅を調査してみた。10分離れるとどれほどリーズナブルに住めるのか? さっそく見ていこう。●渋谷駅まで乗り換えなしで10分以内の家賃相場が安い駅ランキング
順位/駅名/家賃相場(路線/渋谷駅までの所要時間)
1位 明大前 7.6万円(京王井の頭線/10分)
2位 桜新町 7.9万円(東急田園都市線/8分)
2位 東松原 7.9万円(京王井の頭線/8分)
4位 下北沢 8万円(京王井の頭線/6分)
4位 新代田 8万円(京王井の頭線/7分)
6位 駒沢大学 8.2万円(東急田園都市線/6分)
7位 池ノ上 8.5万円(京王井の頭線/4分)
7位 学芸大学 8.5万円(東急東横線/7分)
7位 三軒茶屋 8.5万円(東急田園都市線/4分)
7位 祐天寺 8.5万円(東急東横線/6分)
11位 都立大学 8.7万円(東急東横線/10分)
12位 大崎 9万円(JR山手線/9分)
13位 池尻大橋 9.5万円(東急田園都市線/2分)
13位 新大久保 9.5万円(JR山手線/10分)
15位 駒場東大前 9.8万円(京王井の頭線/2分)
15位 五反田 9.8万円(JR山手線/8分)
15位 中目黒 9.8万円(東急東横線/3分)

電車1本で10分離れると家賃相場は渋谷駅よりも4万円以上ダウン!

渋谷駅にはJR各線のほか、東急田園都市線、東急東横線、京王井の頭線、東京メトロ半蔵門線・銀座線・副都心線が乗り入れている。そのうちトップ15には東京メトロ各線をのぞく4つの路線がランクイン。1位にランクインしたのは渋谷駅まで約10分で行ける京王井の頭線・明大前駅で、家賃相場は7.6万円だった。

ちなみに今回の調査時、渋谷駅の家賃相場は11.7万円。1位の明大前駅は渋谷から電車で約10分離れただけで、家賃相場が4.1万円も下がるという結果に! これだけ安くなるのは明大前駅が不便な立地だからかというと、そんなことはない。京王井の頭線と京王線の乗換駅であり、各駅停車から急行、京王線の特急まで全列車が停車する。京王線の特急に乗れば、明大前駅から新宿駅まで約6分だ。駅周辺施設を見てみると、今年開業10周年を迎えた駅ビル「フレンテ明大前」があるほか、明治大学のキャンパスをはじめ高校や専門学校が点在しているため、学生向けのリーズナブルな飲食店があるのもうれしいポイントだ。

同率2位の東松原駅は、1位の明大前駅から京王井の頭線で1駅。よその街から人が押し寄せるような大型商業施設がない半面、人混みとは無縁の静かな住宅街という点が魅力。しかし毎年2月は例外で、駅南側に広がる「羽根木公園」の梅林を愛でるために多くの人が訪れる。こちらの公園は梅の時期以外にも春は桜、秋は色付いたイチョウ並木が迎えてくれ、日ごろは地域住民の憩いの場として親しまれている。また、東松原駅から15分ほど歩くと、さまざまなお店が立ち並ぶ4位の京王井の頭線・下北沢駅へ。休日には散歩がてら、下北沢で遊ぶのも楽しそうだ。

【画像1】京王井の頭線(写真/PIXTA)

都心交通網の大動脈・JR山手線の駅や、人気の街・中目黒もトップ15入り

都内を代表する路線といえるJR山手線からは3駅ランクイン。そのうち12位・大崎駅は品川区に位置し、JR線のほかに、お台場エリアや新木場へ向かうりんかい線が乗り入れている。駅東口側にはオフィス棟や商業施設からなる大型複合施設「大崎ニュー・シティ」や、オフィス棟やショップに加えて住居棟もある「ゲートシティ大崎」、タワーマンションがそびえ立つ。西口側にも大型マンションはあるが、少し離れると一戸建て住宅や一人暮らし向けの集合住宅の姿もあって、オフィス街の印象が強い東口側よりも住宅街らしい雰囲気だ。

【画像2】大崎駅前(写真/PIXTA)

トップ15のうち、渋谷駅からの所要時間が最短なのは13位の東急田園都市線・池尻大橋駅。電車で1駅乗れば、もう渋谷駅に到着する。街の雰囲気は渋谷よりもぐっと落ち着いていて、一人暮らしはもちろんファミリー層の住民も数多い。もし子育て世帯で池尻大橋駅周辺に住まいを探す場合は、ひとつ注意したい点がある。駅の東側は目黒区、西側は世田谷区になっており、それぞれの区によって子育て関連の助成や保育所数などが異なっている。そうした制度を事前によく調べて、どちらの区に住むかを決めたほうが納得のいく生活になるだろう。

15位には東急東横線の中目黒駅がランクイン。中目黒駅はリクルート住まいカンパニーの調査「みんなが選んだ住みたい街ランキング2017 関東版」で住みたい街8位に選出されている。同調査で渋谷駅は10位だったので、みんなからの人気は渋谷よりも高く、家賃相場は渋谷よりも低いためお得な駅といえる。2016年11月には東急東横線高架下に商業エリア「中目黒高架下」がオープン。カフェも併設した「中目黒 蔦屋書店」や話題の飲食店など30店舗が軒を連ね、もともと高かった街の人気をさらに高めた一因となったのではないだろうか。

今回ランクインした駅の家賃相場は都内でも安い部類とは言えないものの、それでも渋谷駅と比べるとだいぶリーズナブルだろう。渋谷駅から電車で10分圏内ならば、十分に都心部といえるロケーションでもある。「渋谷に住みたい」と憧れつつ、なるべく家賃を抑えたいなら、今回ランクインした駅で住まい探しをしてみてはいかがだろう。

●調査概要
【調査対象駅】渋谷駅まで乗り換えなし・所要時間10分以内の駅
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10m2以上、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【調査期間】2017年3⽉1⽇〜2017年5⽉31⽇
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出。(随時更新のため、物件数は変動の可能性があります)
(大西智与)