「足立の花火」

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東京の花火大会の先駆けとなる「第39回 足立の花火」。当日は全5幕で構成され、1時間で約1万2000発という密度の濃い花火が楽しめる。発数だけでなく、仕掛け花火やスターマインをはじめ、音楽とシンクロして打ちあがる花火、足立区内の子供たちが考案した打ち上げ花火など、構成内容もバリエーション豊富。目の前で迫る花火の迫力を体感したいなら打ち上げ場所がある北千住側が、演出をしっかり見るなら西新井側からの花火鑑賞がおすすめだ。今回は荒川河川敷の混雑度が低い穴場スポットを厳選して紹介!<※情報は夏Walker首都圏版2017(発売中)より>

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■ 混雑を極力避けるなら荒川江北橋緑地

打ち上げ場所からは最も遠い位置にあるため、花火も小さくなるが混雑せずにゆったりと落ち着いて見られるスポット。日暮里・舎人ライナー扇大橋駅から徒歩約10分程度の距離でアクセスもよく、家族や子供連れなどにも人気。荒川が左に曲がっているので、花火は首都高の上空あたりに上がるロケーションだ。

■ 会場真横で迫力十分!千住桜木2丁目の土手

花火会場から橋を一本隔てた土手は、どの駅からも遠く少々歩かなければならないのが難点だが、広々としていて花火との距離が近く、比較的混雑も少ない人気の穴場。橋の横に立つ鉄塔が鑑賞スポットの目印だ。場所取りは禁止なので、当日は早めに訪れたい。

■ 会場内でも混雑少なめな高砂野球場

会場に含まれるエリアだが、打ち上げ場所付近に人が集中する分比較的すいている高砂野球場周辺。河川敷に広がる2面の野球グラウンドの向こう側に雄大な花火が打ち上がる。土手が傾斜しているので花火も見やすい。草の背が高いのでレジャーシートは必須。道や階段に座り込むのはNGだ。五反野駅や小菅駅から各徒歩5分程度とアクセスも良好。

■ ゆっくり座ってみるなら扇1丁目付近河川敷

扇大橋駅から徒歩約5分の距離にあり、打ち上げ場所からもやや離れているので混雑が少なく、地元の人が多いスポット。日暮里・舎人ライナーの高架を背にして見る花火は遠めだが、見晴らしがよく距離感にこだわらなければ快適に楽しめる。対岸の小台1丁目付近の河川敷もおすすめだ。

千住大橋周辺は大混雑するため、最寄り駅の北千住駅・五反野駅を帰り道に利用するのは避けた方が無難。比較的すいている駅は、東武スカイツリーラインなら北に歩いて梅島駅か、南の牛田駅。京成本線なら京成関屋駅や千住大橋駅が利用しやすい。周辺に駅が多い会場なので、あらかじめ帰りのルートを考えておき、スムーズに花火を楽しもう!【ウォーカープラス編集部】