巨人の山本泰寛(C)KYODO NEWS IMAGES【撮影日:16年7月27日】

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 5戦連続『2番・二塁』でスタメン出場中の巨人・山本泰寛について、17日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ロッテ戦』で解説を務めた大矢明彦氏は「広島の菊池タイプ」と評価した。

 山本は3回一死走者なしの第2打席、ロッテ先発・二木のフォークをセンター前に落とすヒットで出塁。4番マギーのヒットで先制のホームを踏んだ。4回一死一塁で迎えた第3打席は、外角のストレートを逆らわずにライトへ運びエンドランを成功。一塁走者の長野を三塁へ進塁させた。この打撃に大矢氏は「良い役割をしましたよね」と絶賛した。

 振り返れば15日のソフトバンク戦では、走者を進めたい場面、全て引っかけた内野ゴロに倒れ、同日放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ソフトバンク戦』の解説を担当した宮本和知氏は「こういうバッティングをしていると、首脳陣に信頼を得られないんですよ。右方向に打たないかな…」と苦言を呈していた。その2日後には、しっかりと走者を進めるバッティングを披露するなど、ポテンシャルの高さを感じさせる。

 大矢氏は「プレーが丁寧にしっかりできれば、レギュラーが獲れる。結構いい感性を持っている。広島の菊池タイプ」と太鼓判を押した。一方で「若いから大間違いもしてしまうんですよね。それを欠点だと思うと使ってもらえなくなる」と心配する。不安な面がありながらも、「スゴク野球勘はイイと思いますよ」と山本を高く評価していた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)