普段は皮膚に覆われて見ることのできない骨格・内臓・筋肉・神経などの人体構造を、3Dグラフィックで好きなだけ見ることができるブラウザ版の解体新書のようなウェブサイトが「HUMAN 3.0」です。病気を患った時に自らの体内について勉強したい患者や、人体構造の知識が必要な介護士、医療系の学生・教師から本職の医者から単に人体構造に興味のある一般ユーザーまで、誰でも無料とは思えないレベルで人体構造を学習できるとのことなので、実際に使ってみました。

HUMAN 3.0

https://human.biodigital.com/index.html

ブラウザからHUMAN 3.0にアクセスすると、トップページには男性の骨格模型が読み込まれます。



マウスでドラッグすると骨格模型の向きを変えることができ……



マウスホイールが縮小・拡大に対応。



調べたい部位をクリックすると、英語で部位の名称や説明が表示されます。



左側のメニューには「Skeletal System(骨格系)」「Ligament System(靱帯系)」「Digestive System(消化器系)」「Urinary System(泌尿器系)」「Respiratory System(呼吸器系)」などの項目があり、トグルボタンをオンにすると、該当部位が骨格模型に肉付けされます。



残りの「Endocrine System(内分泌系)」「Nervrous System(神経系)」「Cardiovascular System(心臓血管系)」「Lymphatic System(リンパ系)」「Viscera System(内臓)」「Muscular System(筋肉系)」「Integumentary System(外皮系)」も全てオンにするとこんな感じ。人体の知りたい部位だけを表示できるわけです。



右下にある「Explorer」のアイコンをクリックすると、左側のメニューを非表示にでき、全画面で人体模型をチェックできます。



操作方法に慣れれば「口の中から外を見る」のようにピンポイントで普段は見られない人体の部位について勉強できるようになります。





右上のバーにある鉛筆アイコンをクリックすると、表示している人体を編集するメニューが出現します。「Transparency Mode」だと人体の全ての部位を透明にすることができ……



メスアイコンはクリックした部位を削除することができ、半分人体模型を作り出すことも可能。



人体の一部分のみのプリセットは「Featured」から表示することができますが、いくつかの項目がロックされています。これらは有料のプレミアムアカウントに移行すると閲覧可能になります。



ウェブサイトやブログに自分が見ていた部位をウィジェットにして埋め込むことも可能で、右上の埋め込みアイコンから「GENERATE CODE」をクリックすると……



埋め込み用のHTMLタグが生成されました。これをHTMLエディタに貼り付ければOKです。



実際に埋め込みを表示すると以下のような感じ。複数人に同じ人体パーツを共有できるため、同じ勉強を行っているグループ内などで活用できそうです。