インゲ・レーマン生誕127周年を記念したGoogleロゴ

Googleは、2015年5月13日のロゴをデンマークの地震学者、インゲ・レーマン生誕127周年を記念したデザインに変更した。中央にはふたつに割れた地球が回っており、そこにはインゲ・レーマンが発見したとされる地球の内核と外核、および内核と外核の境界にあるレーマン不連続面が描かれている。

インゲ・レーマンは1888年、コペンハーゲン生まれ。コペンハーゲン大学とケンブリッジ大学で数学を学んだのち、保険会社に勤務。数年後、測地学者のニールス・ネアルンの助手になる。そこで地震学に興味をもつようになった。1928年には測地学の資格を取得。そして1936年、地震波が伝わらないとされている地球内部のシャドウゾーンでも微弱な地震波を観測したことから、地球の核には固体の内核と液体の外核という二種類が存在することを発見。さらには内核と外核の境界にレーマン不連続面が存在することも突き止めた。

なお、インゲ・レーマンという名の小惑星が存在するが、これは彼女の名前に因んでつけられたものだ。またアメリカ地球物理学連合は、地球のコアやマントルに関する研究ですぐれた業績を挙げたものに贈るインゲ・レーマン・メダルを1997年に創設している。

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2015/05/13