人間、誰しも働けば疲れるように、軍艦だって戦えば疲弊する。戦場を駆け回るのに機関を酷使するし、被弾すれば大なり小なり傷つく。主砲を撃てば砲身が摩耗するので、交換する必要だって生じる。何しろ、(特に第二次世界大戦時の軍艦といえば)重油や石炭を燃やして発生させた蒸気でスクリューを回し、火薬の爆発力で重い砲弾を撃ち出していたのだから、船体や兵装にかかる負担は普通に航海する以上のもの。本来なら軍港へ