ある日突然やって来た封書。一度縁が切れれば連絡が取れなくなるというのが普通かと思いますが、この不況の最中。例外もまたあるようです私の友達は3才、つまり幼稚園の時代に「母親に生き別れ」ている。「3組に1組が離婚」といわれる、今の時代、それは珍しい話ではない。が生き別れて35年経過したある日、見慣れない都市名の福祉事務所から一通の封書が届くというのは怪奇談に近い。何か悪いことをしただろうか?と思いつつ中