巨大な男性器をかたどった「みこし」が街を練り歩き、子宝を願う夫婦が男根型の御神体にまたがる。「ひょっとこ」と「おかめ」が交わるような儀礼もある。日本各地には、性器を信仰の対象とする、一風変わった祭りが存在する。「奇祭」とも呼ばれる、こうした祭りを10年間にわたって追いかけてきた女性がいる。研究者の深沢佳那子さん(37)だ。コロナ禍を除く過去10年間で、全国49カ所の祭りに70回以上も足を運んだ。