「犯人性を直接認定できる証拠なし」“飲み物にメタノール”で夫が視力障害 妻に無罪判決「夫が自殺目的でメタノール摂取した可能性 排斥できず」大津地裁
夫の飲み物にメタノールを混ぜ、視力障害を負わせた罪に問われていた妻に無罪判決です。
滋賀県湖南市の36歳の妻は2023年9月、当時住んでいた栗東市の自宅でメタノールを混ぜた飲み物を夫(37)に飲ませ、視力障害を負わせた罪に問われていました。
これまでの裁判で妻は起訴内容を否認、弁護側も「メタノールを飲ませた事実はない」と無罪を主張していました。
一方、検察側は「被告が犯行前にメタノールを含む燃料用アルコーを購入しており、事件の前の月から夫は、被告に出されたビールなどの味に異常を感じおう吐などの症状があった」と指摘していました。
9月3日の判決で大津地裁は「証拠からは被告が夫にメタノールを経口摂取させた可能性が相応に高いと言えるにとどまり、被告の犯人性を直接認定できる証拠はなく、夫が自殺目的でメタノールを経口摂取した可能性を排斥できない」などとして妻に無罪を言い渡しました。
