東京拘置所刑場の「執行室」。死刑囚が立つ踏み板(中央下)は開いた状態(法務省提供)1990年代に複数人の死刑執行に携わったことがある元刑務官の70代男性が、4日までに共同通信の取材に応じた。執行の際に死刑囚の首に縄を巻く役割を担ったという。執行経験者が詳細な手順や思いについて語るのは異例。男性は「拘置所で勤務したら必ず通る道だと分かっていた。拒否権はない」と話した。男性は東日本の拘置所で長年勤務。執