糖尿病薬を使って老化細胞を除去する臨床研究計画について、順天堂大などのチームが15日、学内の倫理委員会に申請したことが大学への取材で分かった。老化細胞を薬で取り除く臨床研究は国内初で、チームは来年4月ごろの投与開始を目指す。細胞は加齢やストレスにより染色体が傷つくと細胞分裂できなくなる。ほとんどは自然に除去されるが、一部は組織に蓄積し、炎症を起こしてがんや生活習慣病などの発症につながるとされる。