2000年秋にスタートした新日本プロレスVS全日本プロレスは、01年1月28日の東京ドームにおいて開催されたジャイアント馬場三回忌追悼興行「王道新世紀2001」で、対抗戦に初出陣した武藤敬司によって空気が変わった。対抗戦はケンカモードで殺伐とした戦いになるのが普通だが、武藤は普段と何ら変わらぬアメリカン・スタイルのプロレスで、馬場の最後の愛弟子・太陽ケアを受け止める度量の大きさを見せ、ケアの実力を引き出した