"平成のエラリー・クイーン"と評されるミステリー作家・青崎有吾が手掛けた青春ミステリーを実写ドラマ化した「早朝始発の殺風景」(2022年放送)。「青春は気まずさでできた密室だ」とのキャッチフレーズが示す通り、高校生活の中において生徒たちが抱える小さな秘密、言うなれば他人に知られたくない"心の密室"が、始発の車内やファミレスといった場所で会話によって解き明かされ、そこから開放されていく新感覚のミステリーだ。