別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(4)2023年、夏。選手もマネージャーも指導者も、灼熱の太陽を浴びて体力を消耗していた。新チームを始動させていた別海高校は紋別にいた。朝は宿舎からグラウンドまでの3.5キロのランニングから始まり、午前中からバッティング、ノック、実戦形式の練習とフルコースのメニューを夕方近くまでみっちりこなす。練習での疲労が蓄積されるなか、また朝と同じ距離を走って帰路につく。これ