宇宙に普通の物質よりも多く存在するとされる「暗黒物質(ダークマター)」。その正体を探る研究の一環として、宇宙における暗黒物質の分布を調べる研究が行われています。近畿大学の井上開輝氏などの研究チームは、大型電波干渉計「ALMA (アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計) 」(チリ、アタカマ砂漠)によるクエーサー「MG J0414+0534」の観測結果から、約3万光年という非常に小さなスケールでも暗黒物質の濃度にムラがあると推