アスリートのセカンドキャリアが年々深刻な問題として取り上げられるなか、戦力外通告を受ける者が極端に減るようなことはない。ドラフトで獲った人数と同じだけの退団者がいるからだ。しかも引退した者が球界に残るのはわずかで、それ以外の者はいきなり社会へと放り出される。だが、ごく稀にクビを宣告される前に自らの意思でプロ野球界と決別する者がいる。元ロッテの島孝明は、球団からの契約を断って現役を引退し大学に進