アートや演劇など、さまざまな表現活動に関わる人に対するハラスメントについての調査結果をまとめた報告書「『表現の現場』ハラスメント白書2021」(以下、白書)が今年3月に発表されると、大きな反響を呼んだ。この調査を実施した「表現の現場調査団」に共感し、4月から参加しているのが、映画『よこがお』や『淵に立つ』で知られる深田晃司監督だ。映像分野では、長時間労働などの労働問題から、男女差別から生じるハラスメント