北朝鮮の北東部、咸鏡北道の清津(チョンジン)。日本の植民地支配下にあった時代から重工業都市として知られ、金策(キムチェク)製鉄所、城津(ソンジン)製鋼所など製鉄業が盛んだった。しかし、旧共産圏からの援助が途絶えたことや、施設の老朽化、経済の混乱で、かつてのように操業ができなくなってしまった。青息吐息の状態が続く重工業に代わって、清津の経済を牽引しているのが商業と軽工業だ。その一つ、清津かばん工場は