「住みたいまち」として高い人気を誇る東京の恵比寿エリア。実は1キロ圏に清掃工場が2つもある「ごみ工場集中地区」だ。しかし「ごみ工場があるから」といって避ける人はいない。行政評論家の大原瞠氏は「住民の多くは、迷惑施設の新設や移転に反対するが、恵比寿のようにすでに存在する施設は問題になっていない。迷惑施設の問題はほとんどが風評被害だろう」と指摘する――。※本稿は、大原瞠『住みたいまちランキングの罠』(光