ボケる・トボける・シラをきる――。12月5日に出版された『暴走老人・犯罪劇場』(洋泉社)は、そんな高齢凶悪犯罪者たちの傍聴記である。著者で、傍聴ライターとして活動している高橋ユキさんは、本書で彼らを「アウト老(ロウ)」と命名し、法廷でのリアルな姿を綴っている。この数年、高齢者による凶悪犯罪に注目して傍聴を続けてきた高橋さんに、法廷で見たアウト老たちの実態について聞いた。●「高齢者とは思えない体力勝負