フランクフルトの旧市街、買い物客で賑わうツァイル通りから市庁舎があるレーマー広場へ向かう途中にあるのが、今回ご紹介するパウルス教会です。かつてはドイツで初めての国民議会が置かれるなど、この国の民主政治の歴史の中で重要な役割を果たしてきました。パウルス教会は40年ほどの歳月をかけて1833年に完成しました。建設作業は財政難やナポレオン戦争などの影響で思う様に進まず、建設途中の建物が倉庫として使用された時期