「賃金は、仕事内容に応じて決定することが国内外の基本的な考え方」であることも述べました。さて、ここからが難解です。一口に仕事内容といっても、職務、職種、能力、成果というように、いくつかの要素に分解できます。それぞれ職務給、職種給、能力給、成果給という言葉があるように、賃金制度としても一定の市民権を得ています。 長らくアメリカは職務給、日本は職能給が中心でしたが、両国とも成果給の割合が強まってきまし