米国・ハーバード大学でロジャー・フィッシャー教授が1970年代後半から展開した交渉学。日本でも「ハーバード流交渉術」を冠した書籍が出版されるなど、その考え方は広まっています。ですが、「交渉術」という呼び名が示すように、ともすれば「交渉相手をこちらの主張に従うよう説得したり、丸めこんだりするスキル」といった捉え方が、日本では広まっていました。しかし本来の交渉学は「交渉スキル」に偏ることなく、対話を通じて