心理学者のカール・ワイクは、「文化を共にすることは、共通経験に関する物語を語ること」と言っています。組織のメンバー一人ひとりが、組織の中で体験したこと、見聞きしたことを主体的に語り、意味づけていかない限り、組織文化は醸成されないし、共有されることもない。「対話する組織」*1)の中で、著者は組織における物語(ストーリー)の果たす役割を説明しています。情報は有形で移動させることで伝わると考えるのが導管メ