BOOK STAND
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鈴木おさむ×スタバが初コラボ 絵本作品『君だってサンタクロースかもしれない』を限定公開中!
放送作家・鈴木おさむさんとスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社による初のコラボレーション企画として絵本作品『君だってサンタクロースか…
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社会性がない、努力できない、知ったかぶりをする......全部遺伝子のせい? 生物学的視点から悩みを分析
嘘をついたり知ったかぶりをしてしまう、小さなことですぐイライラしてしまうなど、日々の生活の中で行動や感情を制御できず悩むのは、多かれ少なか…
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【今週はこれを読め! ミステリー編】殺し屋たちの″ホテル小説″伊坂幸太郎『777』が楽しい!
伊坂幸太郎について考えることは常に喜びである。伊坂幸太郎の新刊『777』(KADOKAWA)と書いただけで自分の顔がにこにこし始めているのがわか…
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世界中のコーヒー産地をめぐった著者と学ぶ、コーヒーにまつわる基礎知識
古くから世界中で親しまれ、日本でも江戸時代後期に伝わったと言われる「コーヒー」。近年を見ても、スターバックスなどの海外チェーンの台頭やサー…
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【今週はこれを読め! SF編】巨竜とファウストが拮抗するマジック・リアリズム〜ルーシャス・シェパード『美しき血 竜のグリオールシリーズ』
1984年に発表され、いくつものSF賞あるいは幻想文学の賞の候補になった中篇「竜のグリオールに絵を描いた男」に開幕、シェパードが生涯にわたって…
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【今週はこれを読め! エンタメ編】不器用で真摯な臨床心理士の物語〜水野梓『グレイの森』
重いテーマの物語である。過去にあった残酷な事件を思い出さずにいられない。罪のない人を巻き込み、命を奪った犯人に対して「自分が死ねばいいのに…
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名門コロンビア大出身の社会学者が著す、世界のシングル事情と幸福なシングル生活の送り方
50歳の男女のうち一度も結婚しない人の割合を意味する「生涯未婚率」。日本では年々上昇しており、最新の国勢調査によると男性が28.25%、女性が17.…
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【今週はこれを読め! エンタメ編】平穏な日常の愛しさを描く長嶋有『トゥデイズ』
「お尻をくっつけて、お知り合い!」主人公夫婦の息子(保育園児)がこんなことを口にする。寒いギャグだ。小さな子どもだからと言って楽しんで見せ…
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数字がもたらしたイギリス最大の冤罪事件...... 現代社会の発展に不可欠な数学の危うさとは
現代社会では、生活のあらゆる場面に数学が関わっている。しかし「今まさに数学が関わっている」と実感するシーンは多くないのではないだろうか。今…
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【今週はこれを読め! SF編】メタフィジカルなコントSF〜宮澤伊織『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』
ウェブ配信のスタイルで綴られた連作集。主人公の十時(ととき)さくらが、同居人であるマッドサイエンティスト・多田羅未貴(たたらみき)の発明品…
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人気YouTuber・ナルミが17歳での留学から大学院卒業までを赤裸々に綴ったアメリカ生活体験記
人には二通りのタイプがいるかもしれません。予期した人生の通りに生きるほうが安心と考える人と、予期できない人生のほうがワクワクすると考える人…
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【今週はこれを読め! ミステリー編】無双におもしろい大活劇怪奇小説〜似鳥鶏『唐木田探偵社の物理的対応』
読み始めて、あれ、これ好きなやつなのかな、と思うまでが早かった。似鳥鶏『唐木田探偵社の物理的対応』(KADOKAWA)を何の気なしに手に取ったの…
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【今週はこれを読め! エンタメ編】藤野千夜『じい散歩 妻の反乱』にじんわり笑う!
「ママは?誰が見てるの」「ひきこもりが」「ひっどい」「借金も、しばらくいるっていうから」主人公の明石新平とその次男の会話である。「ママ」…
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新プログラム「飛び級社会人」を今秋から導入 創立から100年続く「自由学園」のすべてがわかる一冊
1921年、元クリスチャンの思想家である羽仁もと子・吉一夫妻によって創立された学校法人「自由学園」。「生活即教育」を掲げ、生活のすべてを学びと…
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フォロワー56万人の心に寄り添い続けるゲイ作家が綴った「自分のつらさの吐き出し方」
幼少期からの波乱に満ちた経験を活かし、多種多様な人々の生きやすさについて発信している「もちぎ」さん。なかでも新著『つらいと誰かにいうことが…
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【今週はこれを読め! SF編】『最後のユニコーン』の続篇〜ピーター・S・ビーグル『旅立ちのスーズ』
モダン・ファンタジイの傑作『最後のユニコーン』の続篇。「二つの心臓」と「スーズ」の二中篇を一冊に収めている。「二つの心臓」では、村が怪物グ…
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基本操作からデジタル終活まで。シニアのスマホ活用術を徹底解説
突然ですが、クイズをひとつ。「物忘れが多くなった」「付き合いが減って孤独感がある」「災害時に頼れる人がいない」「日々の買い物が億劫になった…
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【今週はこれを読め! ミステリー編】不安に満ちたドキュメンタリー・ノヴェル〜ジョセフ・ノックス『トゥルー・クライム・ストーリー』
ジョセフ・ノックスは不安の作家である。新作『トゥルー・クライム・ストーリー』(新潮文庫)は700ページ近い大部の作品で、手にするとその重さ…
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【今週はこれを読め! エンタメ編】ますますパワーアップする鈴木るりか『星に願いを』がいい!
「罪を憎んで人を憎まず」という教えがある。人には表面ではわからない事情があることはわかっている。素直にそういう気持ちになれる時もある。だけ…
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著者が小学校でおこなった特別授業を書籍化! 言語学が楽しくわかりやすく学べる一冊
私たちが毎日使っている日本語。たいへん身近な存在ではありますが、言語学自体について学ぶ機会はなかなかないものです。それを子どもにもわかりや…
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自分の手で未来は変えられる! 脳性麻痺の息子と家族の23年間を綴ったノンフィクション
「子どもがいるから」「家族に反対されているから」「私には障害があるから」――皆さんの中には、さまざまな理由で自分の夢ややりたいことを諦めて…
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【今週はこれを読め! SF編】シャーリイ・ジャクスンの衣鉢を継ぐ十八篇〜『穏やかな死者たち』
名編集者として名高いエレン・ダトロウが編んだ、シャーリイ・ジャクスン・トリビュート・アンソロジー。寄稿者に求められたのは、ジャクスンの物語…
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【今週はこれを読め! エンタメ編】「モヤモヤ」の正体を描き出す〜高瀬隼子『うるさいこの音の全部』
小説家が主人公である小説。そう聞くと、いつもとは違う期待や好奇心が芽生えるのは私だけだろうか。自身の職業を書くのだから、かなりリアルなはず…
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【今週はこれを読め! ミステリー編】ネタばらし厳禁の白井智之『エレファントヘッド』に注目!
ネタバラシ厳禁。だから触れられることがほとんどないです以上。これだと書評する意味がほとんどないのだが、白井智之『エレファントヘッド』(…
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万物評論家・丸屋九兵衛、音楽史や映画史を濃厚に語る! 知識欲を刺激するオンラインイベント実施中
万物評論家・丸屋九兵衛さんが11月3日(金・祝)まで、オンラインイベント「万物評論家の秋:文化祭は補習天国!」を実施中です。イベントでは、丸…
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【今週はこれを読め! コミック編】主人公二人の「名前のない関係」〜岡畑まこ『縁もたけなわ』
若松知里(わかまつちさと)と江角徹大(えすみてった)は同級生で、小学校からの腐れ縁。時に憎まれ口を叩きながら、その実、一番近いところで互いを…
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カスタマーハラスメントはなぜなくならない? その構造を犯罪心理学者が分析&対策を提案
従業員への悪質なクレームや物理的・精神的な嫌がらせ全般を指す「カスタマーハラスメント(カスハラ)」。以前、そうした客への対応マニュアルを網…
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【今週はこれを読め! エンタメ編】42年ぶりの嬉しい再会〜黒柳徹子『続 窓ぎわのトットちゃん』
黒柳徹子さんの『続窓ぎわのトットちゃん』(講談社)が売れている。世代を超えたベストセラーの続編だし、もちろん相当売れるだろうとは思ってい…
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極貧時代が名曲を生み出している!? 海外アーティストたちの赤裸々すぎる私生活を覗く
ミュージシャンやタレントなど、人に見られる仕事をしている人たちにとってスキャンダルは致命的だろう。それはどの国においても共通して言えること…
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【今週はこれを読め! SF編】錬金術と産業革命の絢爛たる接合〜高丘哲次『最果ての泥徒(ゴーレム)』
高丘哲次は、架空都市を舞台とした長大かつ奇想に満ちた『約束の果て黒と紫の国』で日本ファンタジーノベル大賞2019を受賞してデビューを果たした…