「どこかへ逃げ出したい」。そんな衝動を胸の奥にしまい込みながら、日々を過ごしている人は少なくないだろう。仕事、家庭、人間関係――気づけば、誰かの期待や社会のルールに縛られ、"自分のために生きているつもり"が、いつの間にか"誰かのため"へとすり替わっている。ロバート・ハリス氏の著書『エグザイルス・ギャング』(東京書籍)は、そんな"まともな日常"から逸脱した者たちの記録だ。ギャンブル、ドラッグ、放浪、性