安藤忠雄や伊東豊雄ら出演するドキュメンタリー映画「だれも知らない建築のはなし」5月公開

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 安藤忠雄や磯崎新、伊東豊雄、レム・コールハースらが「未来の建築」を本音で語る映画「だれも知らない建築のはなし」が、5月下旬からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。2014年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で上映された映像作品「インサイド・アーキテクチャー 日本社会への挑戦」を新たに追加撮影・編集した建築ドキュメンタリー。 映画「だれも知らない建築のはなし」5月公開の画像を拡大

 1982年、当時の世界を代表する一流建築家が集まった伝説的な国際会議「P3会議」がアメリカ・シャーロッツビルで開催され、日本からは磯崎新が後に世界的な建築家として成長する安藤忠雄と伊東豊雄を伴って参加した。映画「だれも知らない建築のはなし」は、この会議から30年余が経ち、建築家たちが初めて当時を振り返る取材に応じた様子を収録。数々の証言をもとに日本建築史の舞台裏を浮かび上がらせ、高度に資本主義化した社会で「何をどう生み出すのか」という建築家たちの夢と挫折の歴史を紐解く。監督を務めたのは、ドキュメンタリーとしては初の長編作になった石山友美。