スマホ動画をテレビで見る時代に地上波しか観ない?「乗り遅れちゃってないか」

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ソフトバンクモバイルとYモバイルは、テレビでスマホの映画やドラマなどの動画が見られるNexus Playerを発売した。

いよいよ、テレビがスマホの動画をみる道具になる時代がやってきたと言えそうだ。

スマホの普及で変わったことは沢山ある。コンパクトデジタルカメラや音楽プレーヤー、カーナビの衰退、電子書籍やネットコンテンツなどによる書店や紙媒体の衰退など。

最近では、動画配信による、レンタルビデオの衰退も大きい。
特に、スマホやタブレットだけでなく、テレビで映画やドラマなどの動画が見られるようになったことは、今後、大きな転換期となりそうだ。

●いつでもみたいときに見られる動画配信サービス
現在、スマホやタブレット上で、月額500円から1000円程度で見放題の動画配信サービスはいくつもある。
Hulu、dビデオ、dアニメ、GyaO、ビデオマーケットなどなど、いずれも、過去の映画やドラマを定額料金での見放題プランのほかに、新作映画やドラマのレンタル、地上波テレビの見逃し配信まで対応している。

Nexus Playerのような、スマホのテレビ受信器があれば、最新またはお気に入りのテレビ放送や映画をテレビの大画面で、いつでも見られるというわけだ。

●スマホ対応のテレビ受信器はたくさんある
現在、スマホに対応したテレビ受信器は、
Nexus Player、Chromecast、Apple TVをはじめ、各キャリアのアダプタ機器、パソコン対応のMiracastアダプタなど、数千円から1.2万円前後まで、販売されている。

これらは、テレビのHDMI端子に挿し、家庭の無線LANを使うことでスマホの動画配信サービスの映画やドラマをテレビで見ることができる。

●みたい映画、ドラマだけを観たい時にみられる
地上波のテレビがつまらないと言われ初めて久しいが、全てのテレビ番組がつまらないわけではない。たとえば、面白いテレビ番組でも、地上波では放送時間によって見られないことが多い。

時間を有効に使いたい、放送時間にあわせることは現代人にとってストレスとなるといってもいいだろう。しかし、見逃し配信などが可能な動画配信サービスであれば視聴期間に制限があるケースもあるが、好きなときに見ることができる。

もちろん、すべて動画配信サービスが、スマホのテレビ受信器に対応しているわけではない。しかし、確実に、スマホをつかって、テレビで動画を見られる世界が快適に、安価になっていることはたしかだ。

せっかくのスマホ、SNSなどのネットだけで使うのはもったいないのではないだろうか