新人を迎え入れるための9つのユニークなアイデア
新しい社員の受入・教育のための新しい方法
雇われた人が最も望まないことは、勤務初日に混乱や失望したりすることだ。社員の受入をできるだけスムーズに行うために、企業はそれぞれシステムを用意している。
この事について理解を深めるために、Young Entrepreneur Council(YEC)から9人の起業家達に、彼らがどのように新入社員の受入を行っているかについて聞いた。以下がその回答だ。
カスタマーサポートで過ごさせる
我が社の社員はそれぞれ2ー3週間をカスタマーサポート・サービス部門を経験する。全社員がこの部門の仕事をこなせるようになって欲しいからだ。またこの事で社の全員が自社の製品や、顧客が本当に何を言っているのかについて知ることになる。幹部役員達が社内のほぼ全員の事を知り、何をやっているのかを理解するのにも役立つ。
付け加えるなら、社員はCEOですら全員、4半期ごとに40時間カスタマーサービスで過ごす。このことで我々は顧客のために働いているのだという考えが浸透するのだ。
―ジョー・ランプトン(Host)
カジュアルな2回目の面談を行う
企業が複数回の面接を行う場合、2回目の面接では大抵ハードルが上がる。しかし私の手法はこの逆だ。最初のインタビューでは典型的な質問を行うが、そこで志願者にポテンシャルがあると見込んだら、彼らを夕食或いはリラックスできるような集まりに招待するのだ。
これをやるのには幾つかの理由がある。まずうちの職場はインフォーマルであるので、その切り口から人を見ることで、職場に適合できそうかの判断材料を得る。他にも、リラックスできる環境は志願者の心のバリアを下げさせ、よりオープンで率直なやり取りができるという作用もある。私はその人の最大の弱みが何かということには興味がない (最もそれはある意味最大の強みに変貌することになるのだが)。私が聞きたいのはその人の趣味やクセ、そして何よりも私自身が彼と働きたいと思える理由は何かということだ。
―ブライアン・ホニンガム(BrianHonigman.com)
探し物大会を開催する
私たちの会社が小さい頃、「みんながお互いのことを知っている」と言うことは前進する為の原動力となった。この事を守り続けるため、私たちは相手のことを知るための「探し物大会」を考え出し、新入社員にそこで会社のみんなと興味があることや趣味、ニックネームや職務について語らうことを勧めている。これは会社が大きくなるに連れて、企業文化を守るのに役立っている。
―ジェフ・フェルナンデス(Grovo Learning)
歓迎されているという雰囲気を確保すること
新入社員にとって新しい仕事で、周りを全く知らない人、知らないシステムなどの新しいものに囲まれて過ごす事は最もストレスが溜まることだ。我々は出勤初日、割り当てのデスクでくつろげるようにすることで、それぞれが歓迎されていると思ってもらうよう努力している。
我々はデスクに面白げな文具を用意したり、手書きのウェルカムノートや季節によっては生花を用意したりする。新人に歓迎されている、大事にしてもらってると着いた瞬間から感じてもらうことで、チームとともに歩むのだという雰囲気を作り上げるのだ。
―キム・クーペ(ZinePark)
「なぜ?」から始める
受け入れ最初の二日間、我々は長所を探すこと、我々のコアバリュー、そして「なぜ?」と考えることについて学んでもらう。TEDトークを観て、会社を巻き込んだチーム作りイベントに参加し、インタラクティブな訓練に参加してもらう。これは非常に上手く行っている。
―ダリウス・マーシャザダー(Endeavor America Loan Services)
チームミーティングは全員で行う
我々は数日間の時をともに過ごす。そうすることで重要なチームオペレーションに加わる事も、一緒に夕飯をとったり酒を飲むことも出来る。
―エリック・ショームバーグ(eventr.io)
会社で全体ランチを開く
新人が入った時は何時でも、出勤初日にチーム全員に昼食をおごる事にしている。お昼を一緒に取ることで新人は皆とフォーマルではない感じで接することが出来、仲間のことも少々分かるというものだ。
これは人々にとって誰が自分と趣味を共有しているかを知りえる機会であり、後ほど話すきっかけを作るチャンスにもなる。その日の終わりには新人は周りの人について理解したように感じ、新しい同僚と会うことに対する心配は失せていることだろう。
―ウラジミール・ゲンデルマン(Company Folders)
重要なミッションに参加させる
新人に概況を見せて自分のタスクについて学ばせるのは簡単なことだが、そうする中で、会社のビジョンの中で自分がいるべき場所を見失ってしまう。アナリストからカスタマーサービスまで、彼ら新人が入った最初の週、一時間は流通部門で商品の梱包及び出荷をやってもらうことにしている。
これをやることで、新人は我々のミッションに関わり続けることになり、顧客が我が社の商品を選んだ後に受け取るものについての経験を得ることが出来る。
―シュラダ・アガーワル(ContextMedia)
LearnCoreを利用する
新人の受け入れは長く難しいプロセスになることがある。LearnCoreというソフトは、とりわけ営業部に適用するのに素晴らしいものだ。従業員は迅速に業務を学ぶことが出来、彼らからのフィードバックも得ることが出来る。これはとても効率的だ。
―アダム・ストールマン(SparkReel)
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編集者注:この記事はYECの設立者でゲストライターのScott Gerberによって執筆されました。
Scott Gerber
[原文]