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ザッカーバーグのブッククラブへようこそ。

広報チームは、マーク・ザッカーバーグを地球人に生み育てられた(あなたや私のように!)実在するニンゲンとして売り出そうとしている。その最新の試みとして、フェイスブックのCEOはブッククラブを立ち上げ、フェイスブック上の全ての人を招待した。

隔週ごとに新しい本を読むのは、2015年のザッカーバーグの個人的な挑戦であり、その最初の1冊がフェイスブックに投稿されている。「私はメディア・ダイエットによって読書の時間が増えるのを楽しみにしています」とザッカーバーグは月曜、会話スタイルの文章でフェイスブックに投稿した。

ザッカーバーグの公式発表を、地球を監視する宇宙人が翻訳するとしたらこうだ。「私は精神栄養剤の一部として古典を読むことにしました」。フェイスブックユーザーは、ランダムに紹介される本から知識を得ることになるだろう。

「私の挑戦についていきたい人は私と同じ本を読んでください。A Year of Booksというページを作ったので、そこに私が読んでいる本を投稿します」。シリコンバレーのオプラ・ウィンフリーとでも言うべき者はこのように書き、以下のように続けている。「実際に本を読んで、関連する点を付け加えたい場合のみ、議論に参加してください。グループは議論に集中する場所にします」。

毎年、このハーバード大学中退者は新しい目標に挑戦することで有名だ。2009年のザッカーバーグは毎日ネクタイを身に着けていた。2010年、彼は中国語の勉強を始め、10月に中国の清華大学でQ&Aに参加した際は北京語のみを話し、そこで披露された彼のスキルは様々な評価を受けた。その流暢さは米国メディアでは大幅に誇張されたが、中国メディアは北京語を学ぶのは立派なことだと評価した。

いろんなことに取り組んできたが、自分で殺した動物しか食べない、という2011年に実行した目標ほど厄介なものはない。彼の新しい「より健康的な」ダイエットが称賛され、二十歳そこらの億万長者が人気を得たのだった。「私は豚やヤギを殺しました」と彼は2011年5月にフェイスブック上で明らかにした。ザッカーバーグは当時以下のようにFortuneに語っている。「私はより健康的な食品をたくさん食べています。そして、持続可能な農業や動物の飼育について多くを学びました」。

現在、ザッカーバーグは学び続けることを奨励しており、今回はそれが本の形をとったというわけだ。そして、彼より前にデジタル・ブッククラブをオープンしたオプラ・ウィンフリーのように、ザックの行動は出版業界に反響を呼んでいる。彼が最初に勧めた、モイゼス・ナイムの「権力の終わり」は既にアマゾンで売り切れだ。

2015年、ザッカーバーグはフェイスブック上で今年の目標を募り、その中から一つを採用した。シンシア・グレコの提案によるもので、「月に一冊、他の人が選んだ本を読みます」と彼は述べている。

「今日のあらゆるメディアにおいて、あるトピックを十分に探求し、より深く熱中できるのは本です」とザッカーバーグは投稿している。年長者や技術革新に反対する人々の間でもっとも象徴的地位にあるのが読書だろう。ザッカーバーグはこの一見古風な娯楽を試してみて、実際に何か発見があったというのだ!レヴァー・バートンのReading Rainbowのテーマには、「空を飛ぶ蝶みたいだ!今までよりずっと高く飛べる!」というフレーズがあった。彼の言う「私はメディア・ダイエットによって読書の時間が増えるのを楽しみにしています」というのは、そのザッカーバーグ版といったところだろうか。

一方では、読書サイコー。一方では、なんだ、本かと思われる向きもあるだろう。結局好み次第ということ!ですよね?

トップ画像提供:TechCrunch

Helen A.S. Popkin
[原文]