Android TVがテレビのエコシステムを乗っ取る?!
2015年、テレビに活気が戻ってくるかもしれない。
ソニー、シャープ、フィリップスが、この春Android TVを搭載したテレビの出荷を開始すると、Androidの親会社グーグルが先週火曜に発表した。
これらの企業が発表するテレビの最新モデルにAndroidの機能が追加される。そうするとユーザーは周辺機器を特に追加しなくても、Google PlayやAndroid TVにアクセスできるようになる。ボイス・コントロール機能も含まれているので、ユーザーは音声でコンテンツを検索することができる。Google Castを使えば、ユーザーはテレビ画面にタブレットや携帯電話のコンテンツをストリーミングすることもできる。
グーグルによると、主要なテレビメーカー、およびテレビ機器のチップメーカーは、Androidがテレビ分野での事業展開に協力していると言う。それらのメーカーとは、ARM、ブロードコム、イマジネーション・テクノロジーズ、インテル、マーベル、メディアテック、MStar、Nvidia、クアルコム、STマイクロエレクトロニクスなどだ。
「われわれが2008年に一台の電話でAndroidを始動した時には、一億人とつながることができるとは想像もしませんでした」と広報担当者は語った。そして以下のように続けている。「そして今、われわれはリビングでの過ごし方を再考するために、テレビ関連、すなわちハードウェアメーカー、サービスプロバイダー、およびチップメーカーといったエコシステム全体と密接に研究を行っています」。
ソニー、シャープ、フィリップスがAndroid TVに参画する一方で、異質な存在がサムスンだ。同社はグーグルとの違いを打ち出そうと試みており、Tizenという独自のソフトウェアを使用する予定だ。
トップ画像提供:Google
Lauren Orsini
[原文]