Google Cardboardでストリートビューが楽しめる
節約家がバーチャルストリートをヒットさせる!?
(写真)サムスンのNote 4は手で持つことはできるけども、Cardboardには大きすぎる。だが、サムスンにはCardboard よりも大きめバージョンのNote 4用ヘッドセット、Gear VRがある。
2つのお遊びが合わさってより楽しいものを生み出した。Google CardboardがGoogleマップと連携してバーチャル・ストリートビューを楽しむことができる。
それを確かめるにはCardboardとGoogleマップのアプリを最新版にアップデートしなければならない。両方ともGoogle Playストアから無料でダウンロード可能だ。もちろん、あのDIYバーチャルリアリティ・ゴーグル(文字通り、ダンボールを組み立ててレンズを付けたもの)も必要だ。
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Googleマップを立ち上げ、ストリートビューをオンにして、右下の「回転」アイコンをダブルタップする。すると画面が2つに分かれ、VRモードが表示される。端末をボックスの中に入れて、仮想上の路面を見ることが可能だ。左右に首を振るとそれに合わせて風景もぐるっと回転する機能もついている。
この新しい機能は、ユーザーに嬉しいサプライズを与える「隠し機能」、というほどのものではない。グーグルはストリートビューの新しい立体視VRモードを利用する方法をGoogle+のブログで明らかにしているのだから。
もちろん、完全なるVR体験ができるというわけではない。Cardboardではユーザーが動き回れるヘッドトラッキングのようなことはできない。静止した状態で回転するだけだ。だがそれでも、携帯電話とダンボール箱でこのような体験ができることを思えば、かなりクールな機能だ。
新しく出た「Hobbit VR Experience」のようなクールなCardboard用アプリを見るには、メインのCardboardアプリを立ち上げ、「Cardboard用アプリを入手」をタップする。プレイストアではグーグルの新しい専用コーナーにアクセスすることも可能だ。何も慌てる必要はない。Cardboard用ソフトウェア開発キットも入手可能だし、これから多くのアプリが配信されていくはずなのだ。
Google Cardboardがなくても大丈夫。ここから20〜25ドルで手に入る。
メディア企業、ゲーム製作者、小売業者から教師に至るまで、現在あらゆる種類の開発者が、バーチャルリアリティのプロジェクトを大々的に求めている。彼らの多くは、おそらくちょっと試してみるだけで、グーグルこのチープなVRアイテムのために商品を開発することをやめてしまうだろう。そのためこのちょっとマヌケなおもちゃ箱が、バーチャルリアリティの分野で今年もっとも面白い開発商品となりそうだ、というわけだ。サムスンのGear VRには気の毒だけれども。
画像提供:Adriana Lee for ReadWrite
Adriana Lee
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