消費者ではなく、企業側のApple Pay対応は進んでいる
どこでも使うことができるようになったが、それは消費者にとって必要なのだろうか?
現在、Apple Payは米国におけるクレジットカード取引の90%をサポートしている、とアップルが火曜日に伝えた。
SunTrustやBarclaycard、USAAなどの銀行がこのサービスのサポートのためにアップルとの取組みを開始し、またさらに10の銀行と彼らの提供するクレジットカードがApple Pay対応企業のリストに参加することになった、とニューヨーク・タイムズは報じている。
既にApple Payに対応している小売店や銀行、ベンチャー企業などと合わせれば、消費者がiPhoneを使って購入できる機会はこれまでよりもさらに増えることになる。Staplesやマクドナルド、ディズニー、Uber、Lyft、AirbnbなどはすでにApple Payに対応している。Whole Foodsは、Apple Payの登場以来、既に150,000回を超えるApple Payでの支払いを処理したと10月の時点で報告している。
モバイル決済は、小売店での支払い処理を、より簡単でより迅速に、よりスムーズにできる可能性を持っている。消費者が自分のクレジットカードをアップルに託すべきかについて懸念を示している一方、銀行や小売店側はそのような心配ごとにはあまり関心がないようだ。
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米国におけるクレジットカード取引全体の90%がApple Payに対応した現在、クレジットカードユーザーがそれを利用するかどうかのほうが、Apple Payにとって本当のテストとなる。
トップ画像提供:Owen Thomas
Lauren Orsini
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