辛い朝が楽になる!ショウガの驚きの効能

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 最近流行の「朝ショウガ」をご存知ですか。
 朝の目覚めがつらいこの季節、頑張って布団から出ても、頭がぼーっとして、力が入らない。気持ちがシャキッとしないというのは、おそらく誰もが感じていることでしょう。こんな時にショウガを摂ると、体が温まり、目も覚めて、その日一日を元気に過ごせるようになるそうです。

 私たちの体は、眠っているあいだは体温が下がるようにできているため、朝、起きたばかりの時は平熱より低い状態になっています。目が覚めてから、だんだん体温が上がり、活動を始めるモードに切り替わっていくのです。ところが、気温の低い冬は体が温まりにくい。だから、なかなか体も気持ちもシャキッとしないのです。

 そこでショウガの出番!ですが、どうやってショウガを摂ればいいのでしょうか。
 漢方薬処方を中心に診療を行う内科医・石原新菜先生は『病気にならない 蒸しショウガ健康法』(アスコム/刊)で、「蒸しショウガ紅茶」をおススメしています。

 「食べる薬」とも呼ばれるショウガは、世界中で重用されてきた健康食品です。
 「蒸しショウガ」とは、ショウガを蒸して乾燥させたもの。これを粉末にしておいて、朝、紅茶にササッと振りかければOK! ショウガにはジンゲロールという成分が含まれていて、体温を上げて免疫力を高める働きをします。ショウガを蒸して乾燥させると、ジンゲロールがショウガオールという成分に変わります。このショウガオールは、ジンゲロールの10倍の効能があるといわれているのです。

 ショウガには体温を上げる効果だけでなく、様々な効果があります。免疫力を高めるので、風邪の予防にはバッチリ。冬になるとつらくなる冷えや頭痛、不眠、さらに生理痛や肩こりにも効果があります。体温を上げて代謝をよくするので、冬太りの対策にもなるのです。

 今年の冬は「朝ショウガ」の習慣をつけて、病気知らず、冷え知らず、そして冬太り知らずで、元気いっぱいすごしたいですね。
(新刊JP編集部)