インテル、Luxotticaと「究極のウェラブル」開発に向けて共同開発
Google Glassとのアライアンスはもちろん継続されるようだ
イタリアのアイウェア大手とアメリカの巨大テクノロジー企業インテルとの新たなパートナーシップによって、ファッションとテクノロジーの世界の交流がまた一歩進んだ。両社は今後、共同でハイテクメガネの研究開発を行っていくことで合意したとニューヨーク・タイムズが報じている。
この共同開発は、カリフォルニアに拠点を置くLuxotticaの開発チームとインテルの専門家たちを中心に展開されていくことになる。Luxotticaはアルマーニやバーバリー、シャネルその他の高級ブランドのアイウエア・ライセンスを保有しており、またインテルのチップはアップルのコンピューターだけでなく、先日報じられたように来年のGoogle Glassにも搭載されていく。両社はそれぞれの分野で極めて広範囲にリーチしているため、このパートナーシップのウェアラブル・コンピューティング世界への影響はかなり大きいものになりそうだ。
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ファッションブランドのOpening Ceremonyによってデザインされた最新のMICAブレスレットなど、インテルは今年いくつかの異なるファッション企業とのパートナーシップを結んでいるが、それらにはどれも同社で最も小さく最も省エネルギーのチップが採用されている。
メガネのフレームあるいはチップの提供という形で、両社がそれぞれGoogle Glassとの関係を持っていることも興味深い。しかしLuxotticaの取締役会長マッシモ・ビアンは、今回の新たなパートナーシップはGoogle Glassの競合とはならず、どちらの企業もグーグルとの関係は継続していくとタイムズに話している。
「Google Glassは、我々が取り組んでいる特定の製品にすぎません」とビアンは語っている。「我々はインテルと共同で、より多くのブランドに提供できる新たな可能性を研究していく予定です」。
ビアンによると、このパートナーシップによる最初の製品は2015年に発表されるという。
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Lauren Orsini
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