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さらば、テキサス・インスツルメンツ

2015年のGoogle Glassには、テキサス・インスツルメンツに代わってインテル製のチップが搭載されるとウォール・ストリート・ジャーナルがレポートしている。

今後、インテルがGoogle Glassインターフェースの「脳」を提供することになる。事情に詳しい人々は、このシフトはインテルのウェアラブル・テクノロジー市場参入への前向きさの表れであるという。この動きはウェアラブル制作のBasis Scienceの買収や、ウェアラブル向けの専用チップEdisonの制作などといったインテルの過去の活動とも合致する。

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今のところ、具体的にどのインテル製チップがGoogle Glassに搭載されるかまでは不明だが、それは明らかにEdisonよりも小さなものとなる。Vergeのヴラド・サヴォフは、それがインテルのMICAブレスレットに搭載されている、同社で最も小さく最も省電力のチップであると推測している。

インテル製のチップは、すでにグーグルのサーバーやNexus player、自動運転車に搭載されている。またインテルは2011年から、グーグルとAndroidやChrome OSの改善に向けた共同開発を行っている。この2つの企業が、新たな両社のコラボレーションの形を選択するのも時間の問題のようにも思われる。

4桁ドル(1500ドル)という値段と明らかに滑稽なその外観によって、Google Glassは2012年の最初のリリース以来、消費者市場にはほとんど受け入れられていない。しかし、職場用のツールとしての初期の成功例はいくつか存在し、そこにこそインテルは期待しているのだろう。インテルはまた、作業者の両手の自由とバイタル・データが同時に必要となる、医療や建設といった分野におけるGlass導入を支援するグーグルのGlass at Workプロジェクトにも参加するようだ。

画像提供:Google

Lauren Orsini
[原文]