日米野球壮行試合

侍ジャパン 0 - 1 ソフトバンク・日本ハム連合 ○

<11月10日 ヤフオクドーム>

 12日に開幕する「2014 SUZUKI 日米野球」に挑む侍ジャパンが10日、若手中心で構成されたソフトバンク・日本ハム連合チームと壮行試合を行い0-1で敗戦。攻撃陣が散発4安打無得点に封じられ、本番へ向け不安を残した。

 試合勘の鈍さが影響したか、ベストメンバーで構成した侍打線が初回から沈黙。糸井(オリックス)、中田(日本ハム)、内川(ソフトバンク)のクリーンアップがそれぞれ無安打。7回に先頭の2番菊池(広島)がチーム2安打目となる内野安打を放つも、途中出場の丸(広島)、中田、内川が三者凡退に倒れた。

 一方で、投手陣は順調な調整ぶりを披露。先発した藤浪(阪神)が2回を1安打無失点。シーズン中は立ち上がりに苦しむ傾向にあったが、この日は安定した内容でWBC使用球に苦しむ様子もなかった。3回からマウンドに上がった岩田(阪神)が2イニング目となった4回に1点を失ったが、なおも続く二死一、二塁のピンチを無失点。その後は、西(オリックス)、松葉(オリックス)、武田(ソフトバンク)、高橋(西武)、西野(ロッテ)が1イニングずつを無失点リレーで繋いだ。

 しかし、攻撃陣が最後まで低調で1点も奪えず。8回二死から、途中出場の山田(ヤクルト)がサードを強襲する二塁打でようやく得点圏に走者を進めるも、続く伊藤(オリックス)がショートゴロ。9回も先頭の柳田が二塁打を放ちチャンスを演出したが、一死三塁から、丸と中田が力なく凡退した。