がん闘病中の少年、モウリーニョ監督とのミート&グリートに感激

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 キャピタル・ワン・カップ4回戦が28日に行われ、チェルシーはアウェーで4部リーグのシュールズベリーと対戦し、2−1で勝利した。同試合前、チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、がんに苦しむシュルーズベリー・サポーターの少年とのチャリティイベントに出席した。同日付のイギリス紙『デイリー・メール』など各紙が報じている。

 11歳のシュルーズベリー・サポーター、ロイド・バートンくんは、将来を渇望されるサッカー少年だった。しかし2013年5月の検査で、脳に腫瘍があると診断され、現在は化学療法のため車いす生活を強いられている。

 シュルーズベリーは、チャリティイベントとして「ミート&グリート」を開催。これに選ばれたロイドくんは、世界的名将のモウリーニョ監督と対面し、同監督との記念撮影を行った。名監督と間近で交流出来たことに、ロイドくんは満面の笑みを見せた。

 またイベントの一環として、ロイドくんはモウリーニョ監督の肖像画を描き、同監督がそれにサインを入れた。この肖像画はチャリティオークションに出品され、収益はロイドくん宅に設置予定の車いす用のリフトや、入浴設備に使われる。

 ロイドくんは、残念ながら二度と歩くことは出来ないだろうと診断されているが、同イベントのおかげで日々の生活が過ごしやすくなるだけでなく、“スペシャル・ワン”との対面という忘れられない思い出が残ったことだろう。