夫婦関係に亀裂が走るかも…“夫がおかしがちな間違い”3つ

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 「結婚前は仲が良かったのに、一緒にいる時間が増えた途端、喧嘩が多くなった」「妻の怒りポイントがまったくわからない」…結婚した男性からそんな声をよく聞きます。一体なぜなのでしょうか。

 『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか』(石蔵文信/著、幻冬舎/刊)は、そんな悩める夫たちに対して現役医師がアドバイスをする一冊です。
 夫は妻に失望し、妻は夫にイライラする。それは、異性同士なのだから当然のことです。お互いのことをよく知ることが大事になります。ここでは、妻の視点から、夫が知らない間に犯している間違い行動を3つ、紹介しましょう。

■手伝いをするときは秩序を乱さないように
 妻は自分なりのやり方やルールを決めて家事に取り組んでいるため、夫がたまに手伝ってくれても「やるならちゃんとやってよ!」とイライラを募らせてしまいます。

 皿洗いを例にあげると、洗い順やスポンジ類の使い分け、食器棚の並べ方などそれぞれのマイルールがあり、手伝いされたとしても、秩序を乱すようなことをされると妻は怒ってしまうのです。

■話を聞く姿勢に「共感」と「肯定」がないと…
 会話にも男性と女性の違いはあります。米メリーランド大学の研究によれば、男性が1日発する単語数は平均7000語に対し、女性は平均20000語。つまり、女性は男性の3倍近くもおしゃべりすることになります。女性にとっておしゃべりはもっとも手軽で効果的なストレス解消法なのです。一方、男性は解決志向的、闘争的で、議論の方向に持っていくので、どうしても解決策の見出せない話は「無駄」と思いがちになります。

 夫が自分は妻の話を聞いている姿勢をとっているつもりでも、もしかしたら妻は聞いてもらえてないと思っているかもしれません。妻は「それは大変だったね」などというような、共感や肯定を通して「自分の話が聞いてもらえている」「気持ちをわかってくれている」という思いを抱きますから、会話がうまくいかない場合は、共感と肯定が抜けている可能性があります。

■いつでも妻の味方をしていますか?
 嫁姑関係のいざこざを見ても見ぬふりをする夫、いますよね。どっちつかずの態度をとりがちですが、基本的には妻の味方につくのがベストだと著者。

 夫が妻の肩を持たないと、妻の怒りは姑から次第に自分の味方をしてくれない夫へと向かい、「私とお義母さん、どっちが大事なのよ」「お義母さんの言いなりね」と、不満や不信感を募らせます。妻はこれから一生を共にするパートナーですから、信頼感を深めなければいけません。

 「こんなはずではなかった・・・」と結婚を後悔しないように、夫婦で「一緒にいて気が楽」と思えるような関係を築くために、それ相応の努力が必要です。

 本書は男女の考え方の違いをベースに、夫婦がどのような関係を築けばうまくやっていけるのか、その方法が男性に向けて書かれています。もちろん、今、話題になっている「ブラック家庭」のようになってもいけません。それぞれ夫婦のベストな形をお互いで協力して見つけることが大事なのではないでしょうか。
(新刊JP編集部)