iPhone 6を1万1000円に値切れたニセモノ・コピー品まみれの羅湖商業城
香港から電車で1時間弱程度で行ける深圳(シンセン)には、ニセモノやコピー品を大量に取り扱っている巨大ショッピングビル「深圳羅湖商業城」があります。闇市場に流れたiPhoneが集う場所の1つである香港の「先達廣場」もすごい場所でしたが、深圳羅湖商業城も衝撃を受ける場所でした。
罗湖商业城
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香港の北にあるのが深圳市。深圳羅湖商業城は香港から深圳に入ってすぐの場所にあります。
羅湖駅に到着、構内に香港出入境事務所があります。駅の外へ出るためには出入境手続きが必要で、外国人であればパスポートが必要です。
羅湖駅の構内には換金所があるので、香港ドルを中国で使える人民元に変えてから入国すると便利。
出入国管理局に書類を提出し税関などを通ると駅の外へ出られます。これは外へ出て羅湖駅(赤い屋根の建物)を振り返ったところ。
駅から出てるともう右手側に深圳羅湖商業城が見えています。
建物はかなり大きく、駅の出口から歩いて1〜2分という好立地にあり、ニセモノが扱われているところだとは思えません。
建物は内側だけでなく、外側に向けてもお店が軒を連ねています。
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売られているのはスマートフォンや家電製品など。
iPhoneも並んでいます。ただし、本物かどうかはわかりません。
建物の中へ入っていくと、まず目に入ったのは家電などを扱う店。
いったい建物内がどうなっているのかを把握するために、まずは上の階へ。
中央の吹き抜けにはエレベーターが2基。「ニセモノも扱うヤバげなマーケット」的な雰囲気ではなく、普通のショッピングセンターみたい。
夕方ということもあって館内にはごはんを食べている人がチラホラ。
おもちゃ屋の前では……
店員がラジコンを飛ばしており、かなりフリーダムな感じ。
館内は家電のお店や……
絵画店……
ジーンズを扱う衣料品店なども。
一方で中国っぽいドレスを扱う通りもありました。
これはカツラ専門店。
よく分からないマネキンが飾られています。
ここはメガネ店。
普通のお店と同じようにメガネが飾られています。
ここは時計店。
高そうな時計が並んでいました。
とりあえず館内を一通り歩いたところでこのお店を見てみることに。
携帯電話を見ていると店員さんが話しかけてきました。「iPhone 6」と言うので、現物を見せてもらうことに。
店員さんが店のバックヤードから出してきたのは間違いなくiPhone 6。
iPhone 6は日本語でも使えることをアピールされました。動きはサクサクと軽快で、ニセモノではないような印象。
価格を聞いてみたところ、まず提示されたのは2000人民元(約3万6000円)を提示してきました。iPhone 6は16GBでも定価が税込7万3224円なのでこの時点で安すぎる気がします……。その後、性能などをアピールしてきましたが、もうちょっと下がらないかと交渉してみたところ、最終的には600人民元(税込約1万1000円)に。ここ以外に3つほどお店を回りましたが、どのお店でも600人民元まで下がりました。さすがにアレゲなので買わずにさようなら。
深圳羅湖商業城ではiPhone 6を含め、取り扱われている商品が本物なのかニセモノなのか判断がつきませんでしたが、さすがに最終的な価格と定価との開きが大きすぎ……。人民元を持っていれば購入することは可能ですが、コピー商品を輸入すると、税関が悪質だと判断した場合には罰せらたり、程度によって逮捕されることもあります。