うどん・パスタ・ラーメン・そばといった麺類をわずか10分で自動で作成可能、コシの強さや麺の太さも選ぶこともできる「ヌードルメーカー」で、餃子やラザニアが作れるようになるのが「0.8mmシート用キャップ」です。シート状の生地が作れるので、自分で生地を切って太麺なども作れるということで、実際にヌードルメーカー本体&0.8mmシート用キャップを借りて使ってみました。

フィリップス、「ヌードルメーカー」の活用法を拡大 餃子の皮やラザニアが作れる「0.8mmシート用キャップ」と米粉レシピを発表 - Philips

http://www.newscenter.philips.com/jp_ja/standard/about/news/consumer_products/20140813_NM_NewCap.wpd

ヌードルメーカーの基本的な使い方は以下の記事から確認可能です。

10分でうどん・パスタ・ラーメン・そばなどの生麺が作れる「ヌードルメーカー」レビュー - GIGAZINE



さらに、トマトパスタ・キャロットパスタ・カレー麺などアレンジ麺で付属のレシピブックにある料理を作る様子は以下から。

生麺が自宅で作れる「ヌードルメーカー」でトマトパスタ・カレー麺・アレンジレシピなどを試しまくってみた - GIGAZINE



ヌードルメーカー&0.8mmシート用キャップが生地を押し出す様子は以下のムービーから見ることができます。

ヌードルメーカーの「0.8mmシート用キャップ」を使ってみた - YouTube

今回はヌードルメーカー本体と一緒に「0.8mmシート用キャップ」を貸し出してもらいました。



これが「0.8mmシート用キャップ」。ヌードルメーカー本体には2.5mm角麺、2mm丸麺など全部で4種類のキャップが同梱されていますが、「0.8mmシート用キャップ」は別売りです。



開封。



中に入っていたのは2種類のパーツ。これらを組み合わせて使っていきます。



金属パーツの上部には0.8mmの文字。厚さ0.8mmのシート状の生地ができあがるわけです。



金属パーツの裏側はこんな感じ。いくつか凹凸がついています。



プラスチックパーツの凹凸と合わせる形で一体化させます。キャップの大きさは幅8.0×高さ3.7×奥行き7.8cmで、重量は135g。



ヌードルメーカー本体の前面パネルを取り外し……



生地が出てくる部分に0.8mmシート用キャップを取りつけます。



キャップに入っている切り込みを上にして本体とかみ合うようにするのが正解。



これで準備は完了。



ということで、早速生地を作っていきます。ヌードルメーカー本体にはレシピ集が付属しているので……



まずはその中に書いてある餃子の皮に挑戦。



レシピでは250gの強力粉が使ってありますが、一度に粉を500g使った方が生地の形状が安定するとのことなので、今回は2倍の分量で作成していきます。



製麺用ケースの中に強力粉500gをバサッと投入。



フタをシッカリ閉めます。しっかり閉まっていないと製麺できないので注意。



冷水190ccと……



食塩6gを準備。



ヌードルメーカーの使い方はとにかく簡単で、電源を入れて「開始・停止」ボタンを押せば製麺が開始されます。標準のこね時間は5分となっており、720kgのパワーでこねることでコシを生み出すそうです。ということで本体左側にある電源ボタンを押します。



続いて「開始・停止」をポン。



本体内部の刃が回転し始めるので、あとはゆっくりと冷水と塩を合わせたものを注いでいくだけ。



徐々に粉が固まっていきますが、最終的に粉が一塊になることはありません。少しパラパラした状態の粉を押しだして1枚の生地にしていくわけです。



こねる作業が終わると、次は生地がキャップから押し出されてシートが誕生します。にょろにょろと生地が出てくるので……



付属のカッターで適宜カット。



生地は筒状になって出てきますが、開くと長細いシートになっていました。ところどころ破れている部分もあります。



これが強力粉500g分の生地。



シートとして出てくるので、餃子の皮を作る場合は丸くくり抜いてやる必要があります。ということで、コップを使って生地をポンポンと型どり。



これで完成。



見た目はちゃんと餃子の皮です。



左が製生地作業後半に出てきた生地で、右が前半の生地から作った餃子の皮。後半の生地の方が粉がしっかり混ざってむらがないので、見た目が気になる場合はこね時間を長めにとった方がいいのかも。



次に、餃子のあんをキャベツ・ニラ・豚肉などから作成していき……



先ほど作った餃子の皮であんを包んでいきます。



作った餃子を上から見ると分かりやすいのですが、0.8mmという厚さは餃子の皮としては少し分厚め。



餃子の皮をくり抜く大きさにもよりますが、500gの中力粉から大体40個〜50個くらいの餃子が作れました。くり抜いたあまりはワンタンスープなどとして利用するといいかもしれません。



油を引き、熱したフライパンに餃子を並べて……



お湯を入れてしばし待ちます。



これで完成。



どこからどう見ても立派な餃子。皮が少し分厚いので中の具が透けて見えることはありません。



かじってみると、中からジュワッと肉汁が溢れてきます。熱いうちに食べたところかなり完成度は高く、分厚い皮はムチムチしていて食べ応えがあるので、これだけでもメインのおかずになりそうな予感。



これまでは作れなかったほうれん草のラザニアも作れるようになったので、チャレンジしてみます。



今度は中力小麦粉を500g用意。



ほうれん草ジュースを使うのですが、近くのお店にほうれん草ジュースが売っていなかったので、Blendtecのミキサーを使って、ほうれん草1:水1の分量でジュースを作っていきます。



完成したほうれんそうジュースに溶き卵を加え……



準備は完了。



先ほどと同様に製麺用ケースの中に中力粉を投入します。



「開始・停止」ボタンを押して刃が回り始めたら卵と混ぜたほうれん草ジュースを注いでいきます。



始めは白かった粉が徐々に色づいてきました。



これが生地。鮮やかな緑色になっています。



これも付属のカッターで適当な長さにカットします。



ラザニアの場合、ゆで時間は1分。



ゆであがると、生地はさらに鮮やかな緑に変化しました。



せっかく10分で生地が完成するので、今回はスピード重視ということで、市販の缶詰などを使ってラザニアを作っていきます。



まずはバターを塗った耐熱皿にミートソースを敷きます。



生地の上にホワイトソースとモツァレラチーズを載せて巻き巻き。



お皿にラザニアを載せて……



上にミートソースととろけるチーズをトッピング。



あとはオーブントースターで10分ほど熱すればOKです。



これで完成。鮮やかなラザニアの緑とソースの赤、とろりと溶けたチーズの白が見た目にもおいしい1品です。



ほうれん草の味はそこまで感じませんが、もちもちの生地が乾麺や冷凍のものとは違った仕上がりで、手間をかけずに本格的な料理が楽しめました。今回は缶詰めを使いましたが、レトルトのソースであっても麺をヌードルメーカーで作るだけで料理としてのレベルがかなり上がりそうです。



たっぷりラザニアを作ってもまだ生地が余っていたので、ラザニアの生地をパスタに転用してみます。



ちょっとふぞろいですが、それも手作りならでは。



ベーコンを炒めて……



ホワイトソースを熱したら、パスタを投入します。



ソースと麺を絡めて完成。



これもあっという間に作れるのに、本格的な味わいになっています。ヌードルメーカーで作った生地は打ち粉をすれば1〜2日は冷蔵保存も可能なので、一度にある程度作ってストックしておくこととも可能。0.8mmシート用キャップはパスタやうどんだけでない幅広い料理が作れるようになるので、料理が好きな人であれば買って損はなさそうでした。



なお、0.8mmシート用キャップはAmazonにて税込1354円、ヌードルメーカー本体は税込2万6193円で購入可能です。

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