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PC遠隔操作事件で起訴されている片山祐輔被告人が、東京都内にある佐藤博史弁護士の事務所にあらわれた。片山被告人は事務所にしばらく滞在したあと、5月20日午前、東京地検に身柄を拘束された。

そして午前11時すぎ、事務所を出て、東京地検の車両に乗り込んだ。出てきた瞬間、その顔には微笑が浮かんでいた。

片山被告人については、保釈中に「真犯人」を名乗るメールを報道関係者らに送ったとして、東京地検から保釈の取り消しが申請され、20日午前、東京地裁が保釈を取り消す決定を出した。一方、片山被告人は19日午前から佐藤弁護士からの電話に出ず、午後に弁護側が開いた記者会見にも現れなかった。

片山被告人の主任弁護人をつとめる佐藤弁護士は20日午前、「自分が一連の事件を起こしたと、きのうの夜、片山被告人自身が認めた」と報道陣に話した。片山被告人は、16日のメールについても、自分で送ったと認めているそうだ。

今後の裁判では、起訴された内容をすべて認める方針だという。東京地裁の保釈取り消しの決定についても、佐藤弁護士は「特別抗告は行わない」と話している。

(弁護士ドットコム トピックス)