「自分はこうありたい!」という強い気持ちが大事!/三宅 信一郎
独立・起業を考えている方は、
十分考えておくべきことがあります。
「自分はこうありたい!」
という強い気持ちがあるかどうかの
確認です。
先日、北海道の友人から電話がありました。
この友人は、筆者も所属していた大学の体育会山スキー部の同期で、大学出てから、水産関係の道に入り、今は知床半島の斜里岳の麓で養豚場を営んでおり、経営も順調です。
今年2月の東京の大雪はひどかったという話題になり、 北海道の様子を聞いてみると、 2月には、斜里町という町全体が吹雪で3日間閉じ込められ、完全に孤立したとのこと。
冬の北海道の厳しさは、本州勢が考えられないほど半端ないようでした。
電話で、よもやま話に花を咲かせていたら、 話題が、
「独立とは?」
という話になりました。
お互い、一方は酪農家、一方はコンサルタントと、 業種は全く違えど、二人とも何とか無事独立・起業 を果たして、自分のビジネスや人生をそれなりに 謳歌しています
「なぜ、そうなったのか?」
という話題になり、知床の友人がこう言いました。
「俺は、別に初めから今の養豚業をやりたいと思ってはいなかった。
色々やってきた内に結果的にこうなった」
てっきり友人は昔から養豚場をやりたくて、 独立したんだと思い込んでいましたので ちょっと驚きました。
ただ、確かに彼は卒業すると、養豚業ではなく、 北海道のルシャという町で、漁業関係の研究機関であるサケマス孵化場で修業をしていました。
知床の友人曰く、
「俺は、初めは木工職人か、家具職人、 あるいは家庭菜園か漁業とか、 そういう類の仕事なら、何でもいいと思っていた」
と言いました。
筆者曰く、
「では、お前をそういう仕事に駆り立てる動機やモチベーションとかは何だったのか?」
と聞きますと、
「絶対譲れないと思っていたことは、 絶対に田舎に暮らして、
自給自足の生活をしたいと強く思っていた」
ということであるのだと。
結局、友人が本当に心からやりたいこと、やりたかったことは、養豚場でも、家具職人でも、 職業の形態やジャンルは何でもよく、
「とにかく、田舎に暮らして自給自足の生活をして自立して生きていくこと」
であったのです。
友人は、彼の理想とする生き様、理想とする生きる方向性がはっきりしており、こうなりたいという指針が自分の中ではっきりイメージでき、それが確立していたのでした。
今は、その結果、その生活がまさに実現しているので満足していると。
「お前はどうなの?」と聞かれましたので、
筆者も少し考えてから、
「俺は、とにかく組織の中で嫌な上司や嫌なお客から理不尽な命令をされることなく、自分の意志で選んだ好きなお客や仲間に囲まれて、自分が選んだ得意な仕事だけをしたい」
「それと、毎日満員電車の通勤がない環境で仕事をしたいと思った」
と言いました。
友人も小生も、共通して言える事は、
「こうありたい!」という強いイメージや生き様をはっきり持っていた
ということです。
そのありたい姿を実現してくれている仕事が、 たまたま友人は養豚業であり、筆者はコンサル タント業であった訳です。
また、二人とも、その強い思いを持って進んでいる間に、色々な人との出会いがあり、自分の強い思いに共感してくれる人々との繋がりや縁によって、自然と最後にたどり着いた仕事が、今の仕事であったということ になります。
それと、もう一つ二人について共通して言える事。
今の仕事や現状において、それぞれの強い思いが、もし脅かされることに なった場合は、
「今の職業(養豚業やコンサルタント業) を捨ててでも、恐らく別の職業で、その思いを実現させる」
ことであろうということでしょう。
独立・起業を考えている方、是非
「自分はどんな生き様を送りたいのか?」
「自分の人生の方向性は一体何なのか?」
「10年、20年先にはどんな人生を歩んでいたいのか?」
を明確に思い描いてください。
結局そこがはっきりしていないと、独立しても、
「結局自分は何をしたかったのか?」
「何で自分はこんな仕事をやっているのだろうか?」
と、自問自答し始め、原点に回帰してしまって、頓挫してしまうことになりかねません。
逆に、そこをはっきり自覚していると、独立しても、自分の立ち位置が自ずと決まり、自然と助けてくれる人が現れ、それを実現してくれる職業に自ずと収まっていくこととなるのではないかと思っています。
十分考えておくべきことがあります。
「自分はこうありたい!」
という強い気持ちがあるかどうかの
確認です。
先日、北海道の友人から電話がありました。
この友人は、筆者も所属していた大学の体育会山スキー部の同期で、大学出てから、水産関係の道に入り、今は知床半島の斜里岳の麓で養豚場を営んでおり、経営も順調です。
今年2月の東京の大雪はひどかったという話題になり、 北海道の様子を聞いてみると、 2月には、斜里町という町全体が吹雪で3日間閉じ込められ、完全に孤立したとのこと。
電話で、よもやま話に花を咲かせていたら、 話題が、
「独立とは?」
という話になりました。
お互い、一方は酪農家、一方はコンサルタントと、 業種は全く違えど、二人とも何とか無事独立・起業 を果たして、自分のビジネスや人生をそれなりに 謳歌しています
「なぜ、そうなったのか?」
という話題になり、知床の友人がこう言いました。
「俺は、別に初めから今の養豚業をやりたいと思ってはいなかった。
色々やってきた内に結果的にこうなった」
てっきり友人は昔から養豚場をやりたくて、 独立したんだと思い込んでいましたので ちょっと驚きました。
ただ、確かに彼は卒業すると、養豚業ではなく、 北海道のルシャという町で、漁業関係の研究機関であるサケマス孵化場で修業をしていました。
知床の友人曰く、
「俺は、初めは木工職人か、家具職人、 あるいは家庭菜園か漁業とか、 そういう類の仕事なら、何でもいいと思っていた」
と言いました。
筆者曰く、
「では、お前をそういう仕事に駆り立てる動機やモチベーションとかは何だったのか?」
と聞きますと、
「絶対譲れないと思っていたことは、 絶対に田舎に暮らして、
自給自足の生活をしたいと強く思っていた」
ということであるのだと。
結局、友人が本当に心からやりたいこと、やりたかったことは、養豚場でも、家具職人でも、 職業の形態やジャンルは何でもよく、
「とにかく、田舎に暮らして自給自足の生活をして自立して生きていくこと」
であったのです。
友人は、彼の理想とする生き様、理想とする生きる方向性がはっきりしており、こうなりたいという指針が自分の中ではっきりイメージでき、それが確立していたのでした。
今は、その結果、その生活がまさに実現しているので満足していると。
「お前はどうなの?」と聞かれましたので、
筆者も少し考えてから、
「俺は、とにかく組織の中で嫌な上司や嫌なお客から理不尽な命令をされることなく、自分の意志で選んだ好きなお客や仲間に囲まれて、自分が選んだ得意な仕事だけをしたい」
「それと、毎日満員電車の通勤がない環境で仕事をしたいと思った」
と言いました。
友人も小生も、共通して言える事は、
「こうありたい!」という強いイメージや生き様をはっきり持っていた
ということです。
そのありたい姿を実現してくれている仕事が、 たまたま友人は養豚業であり、筆者はコンサル タント業であった訳です。
また、二人とも、その強い思いを持って進んでいる間に、色々な人との出会いがあり、自分の強い思いに共感してくれる人々との繋がりや縁によって、自然と最後にたどり着いた仕事が、今の仕事であったということ になります。
それと、もう一つ二人について共通して言える事。
今の仕事や現状において、それぞれの強い思いが、もし脅かされることに なった場合は、
「今の職業(養豚業やコンサルタント業) を捨ててでも、恐らく別の職業で、その思いを実現させる」
ことであろうということでしょう。
独立・起業を考えている方、是非
「自分はどんな生き様を送りたいのか?」
「自分の人生の方向性は一体何なのか?」
「10年、20年先にはどんな人生を歩んでいたいのか?」
を明確に思い描いてください。
結局そこがはっきりしていないと、独立しても、
「結局自分は何をしたかったのか?」
「何で自分はこんな仕事をやっているのだろうか?」
と、自問自答し始め、原点に回帰してしまって、頓挫してしまうことになりかねません。
逆に、そこをはっきり自覚していると、独立しても、自分の立ち位置が自ずと決まり、自然と助けてくれる人が現れ、それを実現してくれる職業に自ずと収まっていくこととなるのではないかと思っています。