コーヒーとティーをブレンドしたスパークリング飲料『プロント』(1575円税込/750ml)

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この冬は、ホット炭酸飲料が話題。『カナダドライホットジンジャーエール』や『キリンの泡 ホット芳醇アップル&ホップ』はすでに試してみた人も多いかも? 昨年春にはサントリーから『ボス ブラックスパークリング』という炭酸ブラックコーヒー飲料が発売されるなど、ユニークな泡モノがブームだ。

そんな中、「食事に合う」をコンセプトにしたノンアル炭酸飲料がニューヨークからやってきた。「トゥエルヴ ビバレッジ」の『プロント』という商品だ。なんとこれ、コーヒーとハーブティーをブレンドしたスパークリング飲料なのだという。一体、どんな味なのか!? さっそく試してみた。

飲み方はストレート、もしくは氷を入れてワイングラスで飲むのがオススメとのこと。ワイングラスに注いでみると、白い泡が立ち、コーラにそっくり! しばらくして泡が落ち着いてくると、アイスコーヒーのような見た目に変化。鼻を近づけてみると、香りも限りなくコーヒーのよう。飲んでみると、コーヒーのような苦みはなく、バニラのような甘みがほんのりと残る。繊細でやさしい泡が心地よく、飲み口はすっきり。コーヒーのような、紅茶のような? 新感覚のテイストだが、たしかに食事にも合いそうだ。

予想以上にグルメな味わいに驚いたが、それもそのはず。実は同ブランドはアメリカを代表するスターシェフ、デイビット・バーク氏がプロデュース。デイビット氏といえば、ニューヨークやサンフランシスコに8店のレストランを展開しており、フランス人以外では最年少でMOF(国家最優秀職人賞)を受賞した敏腕シェフだ。そんな彼が「自分の店で出す食事に合わせるために作った」というこだわりのひと品なのである。

商品を輸入している株式会社アレグレスの担当者によれば、コーヒーのような香りが特徴のハーブ、チコリをベースに、コロンビア産のプレミアムアラビック豆をブレンド。パイナップルやシナモン、バニラのスパイスを加えて作られており、
コーヒーのようで紅茶のようで、甘くないスパークリングという点が魅力です。ブラックペッパーを効かせたツナやササミを使ったサンドイッチ、胚芽やライ麦を使った香ばしいブレッドなどとの相性が良くおすすめです」とのこと。

ちなみに「トゥエルヴ ビバレッジ」シリーズは全3種あり、『プロント』のほかには、赤い果実とハーブを使った『ルージュ』、シトラスとジンジャーのほどよいスパイス感が楽しい『ブラン』がある。レストランでもワイングラスやシャンパングラスに注いで供されており、まさにワイン感覚。ティーなのにノンアルコールを強調しているのもそのためだ。

日本では2013年10月から販売をスタート。アレグレスのオンラインショップのほか、ザ・コンランショップ、DEAN&DELUCAで先行発売中(※ただしプロントの販売はオンラインショップのみ)。

評判も上々で、とくに『ルージュ』と『ブラン』は食事に合うノンアルを探していた舌の肥えた人に人気とのこと。
「甘みによる飲みごたえというよりは、3種のティー、フルーツ、ハーブをブレンドしたうまみが特徴なので、食事に合わせることを前提としてお探しの方に共感していただけます」
砂糖、甘味料、保存料不使用で、グルテンフリーで作るナチュラル製法。カロリーも100mlあたり30kcal以下とヘルシーだ。

コーヒー×お茶×炭酸の新テイスト。ぜひ食事と一緒に試してみては?
(古屋江美子)