足指を使って歩こう! 走ろう!!

写真拡大 (全4枚)

自分の知人に、“おしゃれ番長”がおりまして。そんな彼、やはり我が子(小学生男子) をお洒落にコーディネートしているんです。古着を中心とした、いわゆる「アメカジ」って言うんですか? イメージとしては、ダウンタウン・浜田さんに似た恰好。

そういえば、よく聞きます。「お洒落は足元から」と。当然、私の知人もこだわってます。子どもに、高そうな革ブーツを履かせているんです。……いや、確かにカッコいい。でも、成長期にそれは良いのだろうか? 子ども時代って、背は伸びるし、身体は出来上がるし、体型も変わっていく。負担にならないようなシューズを履かせてあげた方が適当だと思うのだけれど。

そこで、こんなシューズに注目してみました。ミズノが発表した『HUG MOCK(ハグモック) 』(税抜き5300円) は、言わば「子どもの足の発育をサポートするキッズシューズ」。

子ども時代、足の発育には5本の足指すべてを使うことが大切だそうです。それが、正しい姿勢やバランスの良い歩き方につながる。しかし、発育段階の子どもの小指は小さな力しか出せないらしく……。
「大人の足指に比べて子どもの指は小さく短いため、力が伝わりにくいんです」(ミズノ キッズシューズ企画担当・早川氏)
そこでこのシューズは、小指部分の靴底を曲げやすく設計してある。小指側にも踏み込む力が伝わりやすくなり、結果、5本の指が使いやすくなる。

では、その詳細について。このシューズの特長は、以下の3点です。

(1)5本の指に力が伝わるソール設計
土踏まずから足の付け根の間部分と小指側部分の靴底に溝を入れ、曲げやすくした。こうすることで小指側にも踏み込む力が伝わりやすくなり、5本の指が使いやすくなる。
(2)靴と足がフィットするベロ構造
ベロの内側とシューズ本体を一体にすることで足に当たる段差を少なくし、より足にフィットする。
(3)子どもの足の発育を考えたインソール
裸足のように足指を使って歩けるよう、足の専門家と共同考案した3つのアーチサポートからなる「発育インソール」を採用。

ここで、(3)についてご説明しましょう。特に、「3つのアーチポイント」について。まず、「横アーチ」で5本指をしっかり支えます。そして、内側への傾きを防ぐ「内側縦アーチ」と外側への傾きを防ぐ「外側縦アーチ」によって、バランスの良い歩行&姿勢をサポートします。これらの役割を果たすのが、まさに「発育インソール」。

「発育期に5本の指で正しく歩き走ることで、体の土台となる足の形成・発育をサポートするシューズです」(早川氏)

対象年齢は、4〜10歳くらい。足だけでなく、姿勢や歩行も正しく育んであげてください。
(寺西ジャジューカ)