AppStoreのベストアプリに選ばれた「Antenna」がバージョンアップ

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キュレーションマガジン・アプリ「Antenna」にフィルタリング機能が追加された。

株式会社グライダーアソシエイツは24日、同社が提供するキュレーションマガジン・アプリ「Antenna」のアップデートを行った。

「Antenna」はスタイリッシュなUIと豊富な機能が人気のニュースリーダー系アプリだ。App Storeが年間のベストアプリを決める「AppStore Best of 2013 」では、「ニュースのまとめ読み部門」でベストアプリに選出されている。今回のアップデートでは、記事のフィルタリング機能の追加やUIの変更などが行われた。

キュレーション機能の強化

「Antenna」は180以上のメディアと契約を結んでおり、一日あたり500を超える記事が配信されている。記事一覧にはユーザーが記事を「クリップ(お気に入り登録)」した数なども表示され、人気の記事が一目で分かるようになっている。ユーザーには「これまで知らなかったジャンルの記事に出会え、世界が広がった」などと好評な反面、「記事数が多すぎて興味のある記事を探すのが大変」といった意見もあったようだ。

今回のアップデートによって、ユーザーは好みのキーワードやお気に入りのメディアを設定できるようになった。これらの設定は記事一覧に反映され、ユーザーの好みに合った記事が優先的に上位に表示されるようになる。

同時に従来のアプリで好評だった「ユーザーの世界を広げる」というメリットがフィルタリングによって失われてしまうのを避けるため、ユーザーの好みに一致していなくても人気の高い良質な記事は敢えて上位に表示される仕組みになっている。ユーザーの要望に応えつつも、キュレーションマガジンとしての役割は大切にしたいという開発側の想いがあったようだ。

UIの変更

また、大型化が進むスマートフォンの画面でも操作がしやすいようメニューボタンは全て画面の左下に配置された。これによって手が小さい人でも片手での操作が可能となる。電車の中でアプリを見ることが多い日本のユーザーに配慮した結果だという。

この他、記事一覧をスクロールしていったときに各記事の画像がすぐロードされるよう、データの軽量化なども行われたようだ。グライダーアソシエイツは今後もキュレーション機能の強化につながるアップデートを行っていく予定だ。

ReadWrite Japan編集部
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