ベーコンの食べすぎは精子の劣化につながる

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ハーバード大学の公衆衛生学の研究チームによると、ベーコンやハム、ソーセージなどの加工肉食品の摂取の多い男性は、そうでない男性より精子の質が落ちるとの結果がわかりました。一方、魚の摂取が多い男性は、質が良いだけでなく、より多くの精子を保持していたとのこと。

研究に携わったチャバロ博士は、「米国内で食肉がどのように加工されているか」に注目。現在米国で飼育されている家畜は、加工される数日から数週間前まで、成長促進ホルモンの入った飼料を食べているため、ホルモン剤の人体への影響を研究したかったそう。

研究チームは、不妊治療に訪れたカップルの中から、156人の男性の精子350個を調べ、被験者の男性たちの食生活について調査を実施。これにより、加工肉が精子の形や大きさなどの形態に悪影響を及ぼし、結果的に異常な精子が不妊の一因となっていることが明らかに。

驚くことに、一日1枚のベーコンか1本のソーセージを食べただけでも精子の形態異常につながるとのこと。こうした食生活に該当する男性は、そうでない男性より約30%精子の量が少なかったそう。

一方で、白身魚を多く食べていた人の精子は良好な形状で、赤身の鮭やマグロなどの魚を食べていた人は精子の量が多く、最も魚の摂取量が多かった人では34%も精子の量が多かったとか。

でもここで、逆説を思いついた人もいるかもしれませんので一言。ベーコンを大量に食べることが避妊につながるわけではありませんのでご注意を!

参考:Bacon May Negatively Affect Male Fertility
http://blogs.laweekly.com/squidink/2013/10/bacon_male_fertility.php